「和」の行事えほん 英語版〈1〉春と夏の巻
著者:高野 紀子
絵本の家(2010-02)
販売元:Amazon.co.jp
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先日、図書館で借りてきたのですが、この英語の絵本、なかなか良いです。
絵本なので、英語は簡単ですし、とにかく絵が可愛くてほのぼのしています。
ホームステイ先のお子様に差し上げても良いし、こうした古い文化的な習慣に興味があるおばあちゃまのいるご家庭にも素敵なお土産になるでしょう。
米国滞在中に「昔はね、夏が終わったら白いバックは持たないものだったのよ・・・」
なんてお話をYWCAのお料理の先生がしてくれました。
ダウンや毛皮を着てる寒い真冬に、Tシャツでムキムキの二の腕を見せびらかしている人がいたりして、アメリカってほんと好きなようにしてるんだなと感心してた頃でしたので
「へぇぇぇ、アメリカにもそんな季節感を大事にする習慣があったんだ」と驚いた事がありました。
(今の日本も、真夏にニット帽、真冬にタンクトップもよく見かけるので、何だか驚かなくなりましたが・・・)、
季節感を大事にする日本の文化の極みを、この本でぜひお伝えいただくと良いでしょう。
↓お彼岸の事が説明されています。
お墓参りのページなどは、外国の方にとっては本当に興味深いと思います。
手桶やひしゃく、数珠や線香、家族でお墓の草むしりをして、墓石を拭いたり水を流してたり、
都会の日本の子供もこんな風景はなじみがないでしょう。
↓こいのぼりの事が説明されています。
5月に来日される外国の方々に、
『こいのぼりが立っている家には男の子がいるんですよ。
鯉は、天まで昇るとドラゴンになるという伝説があり、両親はそんなドラゴンのように強く勇気のある男の子に育って欲しいと願って、屋根の上に飾ります。』
なんて説明をしたら、
新幹線の窓から見える日本の家々に、こいのぼりを見つけるたびに大喜びしてもらえます。
小さなこいのぼりもあるので、息子さんのいる方にならミニこいのぼりをお土産にしてもよいですね。
↓秋冬編
「和」の行事えほん 英語版〈2〉秋と冬の巻
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