金平糖(こんぺいとう)の元になるお菓子は、戦国時代にポルトガルの宣教師が日本に持ってきました。
赤飯風こんぺいとう(お慶び)
京のおばんざい「祇園藤村屋」
金平糖とは、スペイン語のconfeito から名づけられたもの。
「金平糖」という漢字は、ただ「こんぺいとう」という音だけをあてて漢字に直したものであり、深い意味はないそうです。
そうそう、英語でconfectionは砂糖菓子の意味、スペイン語でも糖菓を意味する言葉です。
(ちなみに、confectionery は、お菓子屋という意味です。コトブキさんが使ってますね。)
「こんぺいとう」の語源が、confectioneryにもつながっているなんて、妙に感動致しました。へぇぇぇぇ〜。
ただ、あの繊細な無数の「つの」は、日本の菓子職人がその技巧と熟練をもって磨き上げ、作り上げてきたものだそうです。すごい、ここでも「匠(たくみ)」の技ありきです。
うんちくは、このぐらいにして、
今回は、「おめでたい日本のお土産」としての金平糖のご紹介です。
見てください。ほんのり小豆色に染まったコンペイ糖の色の妙!
小豆を模したかわいい飴。お赤飯に欠かせないごま塩も極小こんぺいとうと胡麻で再現してます。短い割り箸まで付いて、遠目で見たらミニサイズなお赤飯そのものです。芸が細かすぎます。この技は、適当ではありません。
さて、ここまで「日本のおめでたい」を再現されたら、どんな方に向いてるでしょうか?
やっぱり、海外生活の長い、お赤飯を懐かしむ海外在住の日本人の方におススメです。
外国の方にも良いと思いますが、その場合は以前紹介した
こんぺいとう(京絵巻)252円
が、中身の色合いも綺麗だし、包装も日本的で良さそうです。
京のおばんざい「祇園藤村屋」さんのお店には、
京野菜を練りこんだのど飴もございます。
金時人参のど飴(京野菜のど飴)
聖護院大根のど飴(京野菜のど飴)
九条ねぎのど飴(京野菜のど飴)
なんでも本当の京都のお野菜の味がするらしいです。
なんとも、心ひかれます。
ああ、京都へ行きたい・・・・。
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