花札 天狗 (赤)
花札というと「賭け事」というイメージで印象が悪い方もいるかもしれませんが、これが日本の文化を説明するのに結構役立つお品物なのです。
何より「四季感」を大切にする日本文化が、その十二ヶ月の絵柄に表されています。
以下「花札ウンチク」です。
★花札の歴史は安土・桃山時代の「天正かるた」、江戸時代上期の「ウンスンカルタ」から、
江戸時代中期に現在使用している花札ができたと言われています。
→外国人に説明する時は、「サムライの時代からのカードゲーム」と説明
★いろんな花札のメーカーがありますが、任天堂製をおすすめします。
→いまや世界でも名を馳せる「ゲーム機のNINTENDO」ですが、花札の老舗(しにせ)メーカーと説明すると外国人も「びっくり」です。NINTENDOのルーツ商品であると説明。
★花札の絵柄は日本の一月から十二月の景色をあらわしてます。それらの中にはしっかりと花鳥風月がある!
→月ごとに咲く特徴的な花を記したものを「花暦」と言いますが、中国や19世紀のイギリスにも「花歴」はありました。イギリス方面へお出かけの方チェックです。イギリスの花歴(ごよみ)
★他、説明できない不思議
→任天堂花札の高級品タイプは、なぜか「大統領」と命名されています。なのに、表紙の絵柄は、アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンのようで、フランスのナポレオンみたいでもあります・・・・。日本的絵札合わせゲームなのに、外国の軍人さんの装いは、初めて発売された時代に理由があるのかもしれません。
花札 大統領 (黒)
ちなみに、リンカーン大統領が表紙になった「花札 リンカーン」もありました。
外国の方にゲームを説明する時は、「絵合わせ」感覚で教えて差し上げると良いと思います。
これなら、小さなお子さまにも楽しめます。
細かいルールまで教えて差し上げたい方は、コチラへ→花札を説明した英語ページ
追記)着物好きな方は、粋(いき)なお姐さんを演出できそうな「花札刺繍半襟」を発見!
これ目立ちますよ。きっと〜。黒半襟って意外にいろんな着物に合うのです。
正絹塩瀬*手刺繍半衿*花札黒